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司会 空間設計創立30周年おめでとうございます。 最近一年間に竣工した建物で未発表の山口と熊本のプロジェクトを中心にしながら、これまでの空間設計の計画の進め方や秘訣などを若い人たちに伝えていただけると有難いと思います。 及川 大半のプロジェクトで初期にイメージシートを作ります。このシートに絵コンテやイメージ写真、キーワードなどを継続して貼り込み、施主とイメージを共有しながら進めています。最終的には見積図面と共に参考資料として工事業者にも配布します。 及川 建築はアートではなくデザインです。機能が100%以上満足して初めて建築となります。まず、機能の理解や動線、平面・断面を、施主とそのスタッフの方々とテーブルを囲み、アイディアや案を出しながら試行錯誤していきます。 |
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イメージの共有 及川 若いときに薫陶を受けた方々やタッチした仕事のなかで学んだやり方ですね。特にディズニーの計画の進め方とは似通っている部分がありますね。 司会 もう少し、詳しく聞かせていただけますか? 現場から学ぶ 建築設計は岩登りと似ている |
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デッサン力を磨け!デザイン力はあとからついてくる 及川 私は夏山だけで雪山や岩登りの経験は無いけれど。それでも話しは良く理解できたし、何よりも「デッサン力」という言葉が新鮮でしたね。それなら自分も出来そうな気がして、将来が急に開けた感じがましたね。 司会 「導く言葉の力」というものが実際にあるのですね。 |
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億劫がらず、すぐ動け!動かないのは怠け者!給料泥棒! 及川 アッと思ったのは二七歳のとき三育学院大多喜キャンパスのコンペを勝ち取り、チーフ担当者として開発行為を含めて、役所の折衝、施主との打合せ、スケッチ、チームを動かすことなど総合的にやらせてもらい現場まで出たときでしたね。「大筋で捉え、大筋を外さず、手を動かして説明し、諸先輩から学び、現場から学ぶ」先生達はこのことを言っていたのだと色々な局面で実感する事ばかりでした。私の実務の原点ですね。 司会 東京ディズニーランドの計画は少し詳しく聞かせてください。 |
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東京ディズニーランドの計画は日本で初めてのことばかり 若手の割には開発行為を含め法規上の官庁折衝の経験も多かったことも助けになりました。 司会 苦労したでしょうね? |
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独立して 司会 ディズニーランドのほうはどうなりましたか? 及川 ディズニー側からOLCに対し、将来計画を含めて組織では無く人材を残すべきだという強い要請もあり、引き続き米国と行ったり来たりして、いろいろな計画にタッチしました。TDL建設時は切り貼り図面がディズニーから提供されましたが、オープン後は、計画のコンセプト段階から参画し、平面計画は勿論、ショーやライドのデザインにも意見を求められるなど、貴重な体験を重ねました。 |
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ストーリーボード ディズニーの価値観SCSE IEのコメント |
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SSAWSやWild Blueの依頼 いろいろな分野 及川 住宅は友人の自宅か別荘だけです。設計コンペでの仕事もいくつかありますがほとんどは知人や友人やこれまでのお施主さんの仕事かその紹介の仕事です。海外は香港、韓国、ベトナムでレジャー施設や工場などを設計しました。 (注1)工事費増大でABC放送がスポンサーを撤退した時の記者会見でウォルトへの質問 |
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